皆さん、こんにちは。スタジオライフワークの町田です。
先日、雨が降る夕暮れ時に、元同僚が退職するということで、友人達と食事に出かけました。当時の笑い話や現在から未来の話で盛り上がりました。お店の入り口で外の風に吹かれて少しぼーっとしていると、1台の車が道反対に止まり、ドライバーの方は急足で雨の中車椅子を降ろしてました。助手席側に車椅子を移動して、安全確認しながら車椅子へ座る女性。
「近所の方かな?雨で大変だ、大丈夫かな?」様子を見ていたらお店に向かってくるので、入り口の段差は車椅子では厳しいのでお手伝いさせていただきました。ふたりの女性は「ありがとうございました」とお礼を伝えてくれました。車椅子でも二人で食事に来るなんて、なんだか嬉しいなー障害に負けずもっとたくさん楽しんで欲しいなーと思いました。
店内で食事をしている時、お二人が楽しそうに話されているその光景を見て、ふと「ペイフォワード」という言葉が頭に浮かびました「ちなみに、『ペイフォワード』とは、誰かから受けた親切を、その人に返すのではなく、別の人に送ることで、善意の連鎖を生み出すという考え方です。」誰かから受けた親切を、また別の人へ繋げていくという考え方。雨の中、頑張って出かけられているお二人を見て、私も何かできることはないかな?とふと思いました。
うーん、ささやかですが、お会計をさせていただくことにしました。この時は緊張マックスでした!笑。レジの横でテキパキお仕事されているお姉さんに「あちらの車椅子でいらしてる方々のお支払いをさせてください」と伝え、店員さんもはじめは「は?」という反応でしたが説明して理解していただきました。車椅子でいらっしゃってるお二人に直接お伝えするとかえってご迷惑かもしれないと思い、お店の方に事情を話し、そっと名刺だけお渡しいただくようお願いしました。
その後、私は先に帰りましたが、私の行動が、お二人の夜を少しでも温かくし、そして、もしかしたらその温かい気持ちが、またどこかで誰かに繋がっていくかもしれない。そう思うと、なんだか心がワクワク嬉しくなりました。
今回の出来事は、特別なことではありません。でも、雨の日に出会ったお二人の姿が、私にペイフォワードの大切さを改めて教えてくれたように思います。小さな親切でも、それが連鎖していくことで、きっと社会はもっと温かくなる。そう信じたいですね。